モルタル(コンクリート)吹付工

モルタル(コンクリート吹付け工)は、皆さんの暮らしを守るために、比較的土砂災害の危険が少ない場所に用いられる工法です。

ダムなどの大きな構造物を作る際に法面が崩れてこないように工事現場を守る役割もあります。

法面に湧水がなくさしあたりの危険は少ないが、風化しやすい岩、風化しはげ落ちる恐れのある岩、 切土した直後は固くても、表面からの浸透水により不安定になりやすい土質や植生工が適用でない箇所に用います。

練り上げたモルタルは、エアーの圧力により送り、地山に叩きつけ密着させます。 吹付け厚は法面の状況や気象条件などを配慮して決定されますが、 一般にモルタル吹付へ工の場合は5~10cm、コンクリート吹付け工の場合は、10~20cmが標準です。